ACT
10

episode 10

食事にエコを取り入れる。

食事は毎日のことだから、食事をエコにすると、省エネにとても効果があると思うのです。食事をエコにする。略して食エコ。そのあれこれを考えてみましょう。

食材を無駄なく使い切るのは、エコ。例えば、ブロッコリーの芯の部分を薄く輪切りにして、レンジでチンしたら、ラー油と酢と鶏がらスープで和えます。すると、不思議、まるでザーサイみたいな味に。捨てていた部分がおいしい一品になります。

冷蔵庫にある食材をチェックし、賞味期限が迫ったものを選びます。それで作れる料理をネット検索。作りたいメニューが見つかったら、それに必要な食材だけを買いに行くというのも、無駄なく食材を使うコツです。

旬より早く食べるというのが贅沢でおいしいという人がいますが、料理人百人に聞けば、百人が口を揃えて、旬のものが一番うまいと言います。多分そうです。旬のものは多く採れるので安いし、栄養価も高いし、何より育てるのに余計なエネルギーを使っていません。旬をおいしくいただきましょう。

リメイク料理で食べ切るのも、エコですね。カレーが少し余ったら、耐熱容器にご飯を盛り、カレーを乗せたらとろけるチーズを乗せてオーブンへ。簡単カレードリアの出来上がり。これ、ホッピーのおつまみにもなります。

フードマイレージという考え方があります。遠くの産地から食料を運ぶとトラックが多くの二酸化炭素や窒素酸化物を排出します。その環境負荷を抑えた食材を選ぼうというものです。地元の食材を食べる、地産地消が、フードマイレージ的に優れています。産地が近ければ、なにより新鮮です。


episode 10
食事にエコを取り入れる。