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東京クリエイティブサロン、赤坂でも開催

3月14日(木)から24日(日)まで、東京クリエイティブサロン(TCS)が開催されました。

TCSは、国内最大級のファッション&デザインの祭典で、期間中、東京を代表する10のエリアで同時多発的にさまざまなイベントが開催されました。
赤坂もその拠点のひとつで、赤坂サカス広場には、デザインオフィスnendoによる「ヤワラカサカ」が展示されていました。赤いクッションを編み込んで小高い山がいくつも連なったオブジェは、子供達が登って遊んだり、カップルがくつろいだりできるものでした。「柔らか」「赤」「坂」を表現したこの「ヤワラカサカ」は、会期後にはアップサイクルされ、チェアになるそうです。

TBS赤坂BLITZスタジオ ホワイエには、TOMO KOIZUMIの衣装が展示されていました。『ニューヨーク ファッションウィーク』で発表され、メトロポリタン美術館にも展示されたもの。また、彼の制作過程を見られるヴィデオも衣装のそばで流されていました。
また、赤坂Bizタワー 2階のアトリウムには、赤坂の街の名の由来といわれる茜草で染めた作品が展示されていました。赤坂に住んでいた勝海舟がアメリカに渡る時、咸臨丸に掲げた日の丸は、この茜草で染めたそうです。

TCSの最終日、赤坂Bizタワーの正面入り口にも受けられた一ツ木通りステージでは、赤坂人トークセッションと題して、赤坂の町会の世話役・相談役が壇上に上り、赤坂の街の文化的な意味や将来性などが熱心に語られてました。登壇者の一人、吉岡 聰一郎赤坂一ツ木通り商店街振興組合理事長は、「普段はなかなかお会いできない先輩方から、積極的かつ闊達なお話を伺えて大変有意義でした。赤坂の文化をこれからも発信していけるよう意を強くした機会でした」と、意義を強調されていました。

熱いトークセッションの後は、花柳界で初めて「旭日双光章 芸術文化功労」を受章した赤坂育子さんをはじめとする赤坂芸者による艶やかな舞いが披露されました。通りかかる外国からの観光客も足を止め、スマートフォンをかざしていました。これぞ、カルチャーの国際交流です。

その後芸者衆は、サカス広場まで連れ立って「お練り(練り歩くこと)」となり、サカス広場では弊社でご用意した赤坂ビール・ルビンロートの振る舞い酒で皆さんと乾杯。そこまでなんとか空が持ちこたえてくれたのも奇跡のようで、夜の全10エリアから集まったTCSの締めくくりフィナーレパーティーの頃には、本降りとなっていました。