CSR
13
episode 13
麦芽搾りかすから、ホッピーペーパー。
ホッピーを作った後には、たくさんの麦芽の搾りかすができます。これが牛の飼料として大いに有用であることは以前にお伝えしました。それ以外にも麦芽の搾りかすは肥料などにも使われていますが、ホッピービバレッジでは新たな取り組みとして、紙にすき込む試みをしました。
その結果、とても素敵なホッピーペーパーが出来上がりました。ホッピーの醸造に使われる麦芽はそもそも大麦の種子を発芽させ、それを焙煎したものです。そのため、麦芽には籾殻がついたままになっています。その茶褐色の籾殻が、淡い濃淡を持って紙の上に散りばめられています。その美しい表情は、廃棄物から生まれたとは思えないほどです。紙の厚さもさまざまに変えることができるので、ノート、便箋、封筒、名刺、コースター、ハガキ、メモパッド、紙箱など、いろいろなものが作れそうです。
本来ならば廃棄物として処理される麦芽搾りかすですが、転用する先がさまざまあれば、ゴミにならずに資源として再利用できます。ホッピービバレッジでは、その可能性をこれからも探っていきます。
episode 13
麦芽搾りかすから、ホッピーペーパー。