ゴジホピブログ_10_「喰いしん坊 つちや 代々木店」様(代々木)
私の大学受験当時は、駿台派か河合派、そして代ゼミ派に分かれていた。私は代ゼミ派。かつて有名だった「土屋の古典」を受けた1人だ。私の友人には、代ゼミ派が多く、塾に通うと言うより、仲良したちと放課後にもう一つの学校へ行くような感覚で楽しんでいたような記憶が強い。当時、代々木には私が大好きな赤毛のアンをテーマにしたカフェもあり、私服で通う長い休みの塾通いの合間を塗ってその店へ行くのも好きだった。総じて、代々木という町には良いイメージが強い。
さて、今夜のゴジホピに社員たちが伝えてきた場所は代々木だった。まさか高校3年以来ぶりと言うわけではなく大人になってから何度も降り立った駅だけれど、今でも代々木に来て蘇るのは、高校3年当時に馴染んだ街の匂いだと言うことが不思議で懐かしい。
お伺いしたのはまさに駅前の「喰しん坊 つちや」様。代々木駅から徒歩1分のビル2階という立地。
1階から2階に向かう踊り場には、ホッピーのリターナブルボトルがペアで並べられている。
ホッピーはゴジホピブログ_2_でご紹介させて頂いたスタンドバー・サカグチ様を経営されている老舗業務酒販店麹町の坂口様から仕入れてくださっている。オープン以来30年このかた、坂口様からホッピーを入れてくださっているそうだ。30年といえば、私の社会人歴とほぼ同じ。そんなにも長い間お取り扱いいただいているのに、ご挨拶が今になって申し訳ない限りだ。
店内はご常連様や、予備校生らしき若者たちや、代々木らしくアーティスト系とお見受けする若者たちで賑わっている。
「喰いしん坊」と冠をつけていらっしゃるだけあって、メニューが魅力的。いわゆる居酒屋定番メニューにひと工夫凝らしてあってメニューを追う目は、片っ端からオーダーしたくなる。オーナーに伺って、テーブルテントに書かれたおすすめメニューをお願いすることに。
これだけでずっと飲めてしまいそうな「長イモスティック揚げ」
この鉄板からしゅんしゅんと湯気が立っているのに、上手に撮れなかったことが悔やまれる。「鉄板牛肉もやし」。もやしのシャキシャキ感がたまらない。
口に入れた瞬間のふわふわな口当たりが幸福な「ふわふわ厚揚げ」。これで350円。
そして、オーナーには「一皿が大きいよ、三人でも食べきれないよ」と止められたのだが、どうしても頼まずにはいられなかったのが「名古屋生まれの鉄板ナポリタン(1日3台限定品)」。
「名古屋生まれの鉄板ナポリタン」と言うネーミングもスーパー魅力的。おまけに1日たった3台と知って、恐る恐る伺い「まだ、出せるよ!」と言われたら頼む以外の選択肢は無い。たっぷり3人前で770円。見た目もお味もザ・ナポリタン。素朴で懐かしくてとても美味しかった。もちろんぺろりと完食。
私の到着が18時半を過ぎてしまった今宵のゴジホピタイムは1.5時間(19時からホッピーだけのご提供)だったが、今夜もずらりと並んだホッピーボトル。うちの子達が整列する様はいつ見ても嬉しくて、ついつい写真を撮りたくなる。
山小屋を思わせる内装でアットホームな店内と、アットホームなお料理の味にすっかり親しみを感じていたところに、伺えば、お店を共に切り盛りされている御子息は、大学の同窓でいらっしゃるとのこと。おかげさまでググッと親近感が増した。
代々木という土地柄も手伝ってか、今宵は「サークル仲間の溜まり場」に似た空気を思い出して、何とも嬉しく楽しい夜だった。再訪が楽しみだ。
〔喰いしん坊つちや〕様
東京都渋谷区代々木1-34-4 小島ビル2F
03-3299-7878
JR中央線・山手線 代々木駅西口すぐ
都営地下鉄大江戸線 代々木駅徒歩1分
小田急小田原線 南新宿駅徒歩5分
無休
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