ピアノ - 1
音楽評論家、作曲家としてクラシック音楽界で活躍されているT様と、親しいおつきあいをさせて頂いている。
ピアノのレッスンを再開するにあたり、ハノンが退屈な私が(なんと生意気な!)T様に教えていただいた教本は「リトル ピシュナ」。
さすが、私の性格をよくご存知のT様。こちらは「基礎練習曲集」なので、楽しく弾かせて頂いている…
はずが!!
自分の好きな速さだと、なんとなく弾ける気になっていたのだけれど。
メトロノームで指示された速さで弾くと…。
ガタガタ。
左手の音に右手がとられて、リズムが狂ったり、音の強弱が激しく、メロディがギコギコになったり。
メトロノームが指示する速さの方が、むしろゆっくりなのに、自分の弱いところが全て露呈される感じ。
はぁぁぁ。
途中、30年近いブランクがあったとは言え、ピアノ歴20年を数えると、楽譜も読めるし、なんとなく弾けてしまうのだ。
それでごまかそうとしてみたんだが…。
ごまかされませーん。
まるで、Myピアノがガッツリ示してきたみたい。
やはり抜けた基礎を埋めないと、いつか必ず大きな壁がやって来るということだ…。
どんなことでも基礎、基礎、基礎。
基礎がなくて次は無い。
いくつになっても基礎を確実にして、土台をしっかり構築することを教えられる。
幸せな人生の実現も、人間としての基礎、社会人としての基礎、さまざまな基礎ができてこそ…なのだろう。
今日もピシュナに汗をかきながら、瞬く間に一時間が過ぎた。