100周年によせて
100周年によせて
気がつけば、コンサルティング
やイベント会社を殆ど通さず、パーティーの企画・記念品
の企画と、全て自前でした。
「お客様に自信をもってお売りできる
製品作り」に生涯こだわり続けた
祖父の心をそっくりそのまま受け継いで
いるようです。
それはまるで白紙の五線譜を前に
心に浮かぶがままに音符を書き
連ねていったような作業でした。
感性の強い私は、“こういう曲が書きたい”
というより“結果どんな曲になるんだろう?”
何が見えてくるのかを追い求めて
走ったこの2年間のように感じます。
音符を1つ1つ書いていくことで
次第に心の深遠に近づいていき、
最後に源泉にたどり着いて
あふれ出す。
何があふれて来るのか最後まで
わからない。まるで探検のような
作業。
自分を信じなくてはできない。
そんな自信があったわけではありません。
でも創業者である祖父がついていてくれる
から大丈夫、という安心感はあった。
とにかく自分の感性に従って体を動かして
みようと思い、準備を進めてきました。
社内で沢山のドラマがありました。
社員と真正面から向き合うことも
何度もありました。
100周年を私達の最高の、絶好の
成長の場にすると決めていたからです。
社員達もよくついてきてくれました。
誰もが自分の限界を超えようと
挑みました。そして超えました。
本番3週間前から耳を離れなくなったの
は、チャイコフスキーの花のワルツです。
この楽曲を何とか私たちで表現したい、
自分の中に浮かんでくるイメージを
待ちました。言葉にならない言葉で
社員に私の考えや想いを伝え
アイデアを募りました。
そして、生まれたのが
当日のグランドフィナーレ“ありがとうのかたまり”
です。
そう、私が3月6日を通じて
不特定多数のお客様や
我がホッピーファミリーや、友人や
家族や大切な人に伝えたかったのは、
「ありがとうございます」
だったということに気づきました。
音符を書くこと2年間、仕上った楽曲は
「ありがとうございます」を奏でる一曲でした。
7歳からの大親友が昨日、
お手紙をくれました。
「あのパーティーで、貴女のこれまでの集大成を
見た想いがし、涙があふれました」
とありました。
さすが親友の見かたはあたたかいと
感激でもあり、彼女の言葉に気づかされたり。
確かに、ホッピーに入社して13年、
生まれて40年の私のこれまでの人生の
集大成だったと感じます。
42歳、私と共に前進してくれようとする
50名からの社員達と、たくさんのお客様の
応援に恵まれている私は幸せです。
どうもありがとうございます。
そして-、新たな幕がゆっくりとあがり始めて
います。さてどんな楽曲になっていくのかな……