学割
1月11日(月)曇り
学部時代、何も勉強しなかったので
「自分の専門は・・・」
などと、恥ずかしくて到底口にできない
私だが、一応、学生証には「文学部日本文学科」とあった。
本当に勉強をしなかったので
授業のことは、ほとんど記憶にないのだが
2年生の時に受けた授業で1つ
印象に残っているクラスがある。
確か、東大からいらしている先生の授業だったように
記憶しているが
近代文学と作品上に登場する絵画について
教えて頂いた。
でもって、授業の内容は
忘れてしまっていて
ただ、とても楽しかったこと、
興味深く聴いていたことだけしか
覚えていないという体たらくさ加減が
お恥ずかしいのだけれど。
ただ、この授業がきっかけで
それまで興味のなかった
絵画に関心を持つようになったのは
事実だ。
本日。
サントリー美術館での鏑木清方展最終日。
確か、鏑木清方の名前も
この授業で教わった。
記憶はとても怪しいのだが
もしかすると、
私が好きな夏目漱石の作品とも
関係があったような・・・。
(この件は、まったくもって自信のない
記憶です。間違っていたらごめんなさい)
夕方からサントリー美術館へ向かう。
昨夜、歌舞伎座で観たばかりの
娘道成寺の白拍子の絵画などもあり
想像以上に興味深い。
心に残った一枚は、「秋宵」。
結婚直後の鏑木清方の夫人を
モデルにしたと言われている一枚だそうだ。
えび茶袴の若い女性がバイオリンを奏でているのだが
この女性の表情がなんとも優しくて
愛情が伝わってくるようで
心をひかれた。
今年は、”芸術の現場”も大事にすると
心に誓ったのだが、
新年早々、素敵な時間を過ごせていることが
とても嬉しい。
もうひとつ嬉しかったこと。
学生証が使えたこと!!
学生証を出すとき、
ちょっとドキドキしてみたりしたのですが・・・。
今日は学生料金での見学と相成りました。ふふふ。
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久しぶりに夏目漱石、読んでみようかな。