WBS その後
WBSその後
またたくまの3ヶ月が過ぎ、4ヶ月め、
前期のファイナルの7月、間の7月の
到来です。
実は入学して3ヶ月、私はずーっと
悩んでいました。
一年前、振って沸いたように
WBSのお話を頂戴し。
いつもの如く、直感アンテナの反応が
するまま、行動をして。
私の感覚ではおかげ様で
スルッと、まるで魔法でも使ったか
にように、日本の最高学府の門が
開かれたのです。
学部時代はハシにもボウにもひっかから
なかった早・慶。
こんな簡単に、学生証手にしてしまって
良いの!?
どうも私なんかがいてはいけないような
気がする。学生証が手渡されても
素直に喜べない自分がいて――。
おまけに中に入ってみたら
あらまぁすごい!!! ザ・エリート集団。
学部時代の学歴を知って
おじけづきました。
みんなの会話もすごい。正直言って
何を話しているのか??? と思うことも
た~~っくさん。
レポートの書き方もよくわからないし。
ビジネススクール的用語もちんぷんかんぷん、
お作法も全く身についていない・・・。
ド田舎っぺが急にパリかNYで
暮らし始めたかのよう・・・。
おぼれちゃいそう! そんな感覚に
陥りました。
ムリして早稲田生ぶって、ムリして
ビジネススクールのエリート学生のフリ
をしているけれど、
そんな自分じゃない、
私は何人(なにじん)だったけ?
私のバックグラウンドはどこにあったけ――?
大混乱。登校拒否寸前。
無理もない。
我々中小の経営者worldでは
現場第一=学問拒否
現場と学問は異質なものなのに、
こういう価値観が不文律で
確実に存在している。
私もここ数年、ドップリとその価値観の
中で過ごしてきた。
そこから、周囲の反対を押し切るかの
様に1人抜け出して異質な体験を
しようとしているわけで――。
アカデミックな集団の中に不粋な現場
あがりが1人。みたいな絵。
私ときたら勝手に周囲にのみこまれ、自分の足元を
崩しかけていたのです。
でも早稲田で学んで3ヶ月。
悩みながら もがきながら
ウッスラ、感じ始めていることがある。
それは経営者こそ、ビジネススクールで
もっと学ぶべきじゃないか。という思い。
現場と体験、実践の数では
ひけを取らない私達、中小企業の経営者、
現場体験が培った感性、感覚に
学問の裏付け、支えがあったら、
さらに強くなる。引き出しが沢山
増える。
3ヶ月、授業を受けていて私の中で
幾つもの電球が注いてきた。
あの鳥肌が立つような瞬間の嬉しさと
来たら。世界がどんどん拡がっていくワクワク感と
来たら。
ビジネススークルは学部時代のように
“お勉強をする”ところではなくて・・・・、
そんな私のモヤモヤに対して
S先生が1つの解を示して下さいました。
「現場の実践を支える学問を
示すことができるビジネススクールに
なるべき。」そして
「『学ぶひと=“learner”』が真の
“leader”の資質だろ思います」とも。
もしかしたら、
ここに私が早稲田とめぐり逢った
理由があるのかもしれない・・・。
バタバタ ガタガタ
もがいているけれど
こうして見ると
なんだかんだ、私も早稲田
に根をおろし、その根は張り始めて
いるような気がします。
経済学は4点、レポートも上手く書けない
お作法もまだまだめちゃくちゃ、
こんな私ですが、ミ~ナ流に早稲田で
ど~~っぷり
学びたい。
改めてそう思いました。みにくいアヒルの子
になれるいように・・・、
なれたらいいネ。