育てることの難しさを大変さと楽しみと
育てることの難しさと大変さと
楽しみと
「経営は人の心理を無視してやってはならない」
我が社で3年前に起こった、あの“工場長の変”
を、救いに来て下さった師匠に教えていただいた
最初の教えである。
小山さんから何を一番大きく教わったか、
あまりにも沢山のことを教えていただいているので
一言では到底言い表わすことはできないが
でも、やはりこの一言、これが一番大きいかも知れない。
経営は人(社員)の心理を無視して
やってはならない―。
2006年のあの時よりも今の方がその重さを
感じる、日々、重さを感じる。
本当に人はもろくて弱い。
調子良さそうだなぁと思って見ていてもたった
一週間後には様子が変わっていたり。
ありがとう! とか、大丈夫? といった、
口にすればたった数秒の言葉だけど
その一言でメキメキッと元気になったり。
本当に本当に人の気持ちは移ろい易くて
もろくて、でも単純だったりして―。
若い社員達だけではない、幹部達のことも、
毎朝、おはようと言って会社に行って
顔を合わせる時、
今日の様子はどうかな、元気かな
そんな風に思いながら表情を窺う、
けっこうドキドキしている、実は。
「穏やかな日なんてない、だけど、だから
経営は楽しい!」
先日師匠がおっしゃった。思わず私はウンウンと
深く頷いてしまった。
あっちが元気になればこっちが落ち込む、こっちがやる気を
出せば、そっちがシュンとしている-。
日々変わる社員達のことでひどく悩んだり、心配
したり、時には腹も立つし、でも涙が出る程嬉しいと
思う感動をくれたり竏停・、彼らと共に暮らしながら
ものすごーく沢山の感情を味わっている。
ラクなことばかりではないけれど、彼らのおかげで
私は豊かな毎日を過ごさせてもらっていると
つくづく思う。私が成長できるのも彼らのおかげだ。
社員達の成長を楽しみに今日もがんばるぞー!!