命が好き
10月5日(日)
前述の宮脇先生の「命を守る森」に
おおいに感銘を受けながら
感じていたもう一つのこと。
それは、「私は命が好き」。
ホッピーに入社した頃、
工場にある、純粋酵母培養室で
酵母タンクを見たことがある。
培養中の酵母は、ざっぱんざっぱん
元気にその命を表現していた。
酵母菌は、目に見えないので
普段、なかなか意識しづらいのだが
タンクの中で大暴れしながら
元気に成長している姿を見て
私ははっきりと「命」を感じた。
そして、
私は「ホッピー屋でよかった」と思ったものだ。
なぜか。
ホッピーには命が吹き込まれている
と知ったから。
ホッピーは酵母菌という生命で作られているから。
生きている命相手だから大変だけれど、
生きている命相手だから面白い。
わが社はラムネが創業のきっかけなので
もちろん、生涯
ジュースには、足を向けて眠れない。
でも現在、単なるジュース屋さんではなくて
良かったと、祖父に感謝したものだ。
3代目を継ぐことになり
私が一番に手をつけたのは
組織作り。
それはつまり、自分を鍛えるのは当たり前のことで
同時に、私が心血注いでいるのは社員教育だ。
正直言ってものすご~く、大変!!!
ダイエットの必要などなくて
痩せたければ社員教育に真剣になれば
すぐに痩せられるほど
膨大なエネルギーを要する。
でも、悩みながら涙しながら
そして、問題を一つ一つ乗り越えながら
社員と私が、心をしっかり結んでいく、
私の成長とともに社員を遂げ、
同時に会社も成長し、
私達の力と笑顔が本物になっていく
それが楽しくて楽しくて。
社員がロボットで無くてよかったと思う。
命ある、感情ある人間でよかったと思う。
そして、人間集団との真剣に関わることを
生業にできた自分は幸せだとつくづく思う。
彼らをして信頼に足る、指導に足る自分になりたいから
私自身も、自分と向き合うこと、
さらに質の高い勉強に挑戦すること、
色々な難題に挑戦する勇気が出る。
「植樹」に自分の心がわき躍った時
私は命が好きだと思った。
ホッピー第3創業。
製品も、社員も、本物の、
そして豊かな命にあふれる
ホッピー工場へ、ホッピー社へ。
さらに将来は工場も本社も”木”に守られた
工場に、本社へ・・・。
目指すは200年続く企業。
私の力に合わせて、
社員の力もまだまだのホッピー社だけれど
何があっても決してへこたれない、あきらめない。
ハードもソフトも心豊かな命あふれるホッピー社へ
愛される、信頼いただけるホッピー社へと
変化を続けていく。