勘三郎丈に学んだこと
9月5日(金)
待望の赤坂歌舞伎を観にサカスのACTシアターへ。
赤坂歌舞伎を盛り上げる
あかさかひよこクラブのメンバーでいながら
そちらの仕事は何もせず、
大好きな歌舞伎と聞いて、
観劇の時間はしっかりと確保する
ちゃっかりさで本当にごめんなさい。
そして、久しぶりの勘三郎丈。
いやぁ・・・。
やっぱりすごい!
どんな劇場でも、
劇場に合わせて、完全に歌舞伎の世界を
つくり私達を魅了する
あの自由な感性は、本当に素晴らしい!
天性の才能、まさに天才。
歌舞伎を堅苦しい、退屈な伝統芸能と
思っていた人も、ACTシアターでの
勘三郎丈の芝居を観たら
歌舞伎座へ行ってみようかと思うだろうな。
10年前の私のように。
今では、すっかり人気になってしまって
チケットが取れない、シアターコクーンの
勘三郎丈(その時は、まだ勘九郎丈だった)
の歌舞伎に、とても刺激を受けた。
私を歌舞伎の世界に引っ張ってくれたのは
菊之助丈だけれど
伝統を継承することの意味を教えてもらったのは
勘三郎丈である。
あのシアターコクーンの歌舞伎を見て
変えてはいけないもの*変えるべきもの=当代のお客様に楽しんでもらえる=継承
と私は何かを感じていた。
そしてそれが、現在の私のホッピーの表現につながっている。
どんな経験も、役に立たない経験はない。
久し振りに歌舞伎座へ行きたいな、あの独特な歌舞伎座のにおいを
吸いたいなと思った夜だった。