100円の重み
8月25日(日)晴れ
今週もホッピー社は東の麻布十番祭り
西は梅田での店頭試飲販売。
東に西にお騒がせな週末を迎えた。
昨日、お世話になっているお礼も兼ねて
大阪での店頭試飲販売に少し
顔を出した。
一本100円程度のホッピーを売ることの大変さ。
試飲していただき、商品のご説明をし。
5分、10分・・・。
ようやく一本のホッピーに手を伸ばし
ご購入くださる。
「ご一緒にブラックもいかがですか?」
勧めてみるが、
「次にするよ」。
たかが100円、されど100円。
100円のモノを売る難しさ、
一生懸命説明して、
お客様が買ってくださった時の嬉しさ。
60年前に、祖父がホッピーを発売した時、
祖父や、祖父を支えてくれた先人達も
きっと同じような思いをしたんだろうな。
一歩一歩、小さいけれど確実な歩みの積み重ねで、
今のホッピーがあるんだろうな。
ホッピーを生み育ててくれた
先人達の苦労があって、おかげさまで
今の私が、私たちがいられる。
祖父と共に仕事をすることは出来なかったが
経験を通じて、まるで祖父と一緒に仕事をしているかのように
思いを共有できるような気がする。
これが、血のつながりのなせる技とでも言おうか。
3代目としての使命を持った自分のことを
幸せと感じる瞬間のひとつである。
100円の重み。
しっかり感じて、
お客様からお預かりするコイン一枚に
感謝をして、
一歩一歩、歴史を積み重ねていこう。