夢は叶う
8月1日(水)晴れ
ダンディで、いつまでもその若々しさが
私たちの憧れ、I社長から久しぶりのボイスメールが届く。
しばらくお声を聞かないと思ったら、
アメリカに行っていらしたとか。
その目的も、事業のアメリカ進出。
どうやら、ほぼ決定されてきたようだ。
「ずっと夢だったんですよ。それがついに叶うことになって」
ジョー達也さんも、叶わないかもの
魅力的な声にクラクラ~。
って、冗談はさておき。
この日、I社長と交わしたボイスメールは
「夢」について。
つい先日、初の著作本を脱稿した私だが、
実は「本を書く」という壮大な夢を私が、
意識したのは
なんと、さかのぼるこ20年前の
高校2年の夏だった。
NHKの合唱コンクールに燃えていたあの夏。
進路に迷う私に、今でも私の生き方のモデルになっている
「たまご先生」ことS先生がおっしゃって下さった一言。
「あなたは書くことが好きなんだから、本を出すといいわ」
彼女独特のあの口調で、本を書くという大事業を
さらっと口にされたのだ。
「え~!?私がですか~?先生、そんなことできないですよぉ~」
もちろん、私は一笑に付した。
そして私は、文学部に進学したものの勉強はろくにしない、
年間100万もかかる厳しいスキーサークルに入ったものの
スキーもマジメに練習しない、
怠惰な大学生になったのだった。
けれど、16の夏に先生から言われた「本を書く」という
夢はずっと心の片隅に残り続けていた。
21世紀を目前に、六本木のアークアカデミーに
e-ビジネスを学びに行き、そこでお世話になった講師の
薦めでWeb上に、日記を書き始めたのも
書くことの力をつける、とか、いつかこれをまとめて・・・、
なんていう不純な動機があったのは事実だ。
三日坊主の私が10年近く、否、
小学校から書き始めたことを入れれば、すでに
20年近く、(つまり私の人生の半分!)
日記を書き続けていられるのも
不純な動機に支えられてきたからに
間違いない。
「本」という遠い夢がぐっと近くなって
登場したのは、ちょうど一年前の夏のある日のこと。
この度、ご担当頂いている阪急コミュニケーションズの
塚田さんからの一枚のファックス。
「本を書いてみませんか」
塚田さんの自筆で、そう書かれてあった。
今でも大事にとってある宝物のひとつだ。
一年という月日をかけてしまったけれど
いよいよ形になって、お披露目させていただける日が
近づいてきた。
20年越しの私の夢が多くの方の協力を得て
今、実現しようとしている。
「夢」
夢は間違いなく叶う。
思い続ければ、必ず実現する。
だから、夢を持ち続けていたい。
後輩たちにも夢を持ってもらいたい。
そして、生き生きと、希望と期待あふれる
ラクではないかもしれないけれど
楽しい人生を歩んでもらいたい。
そして、私の次なる野望は・・・。ふふ。