長嶋茂雄大先輩の言葉
8月4日(土)晴れ
母校から、校友会報「セントポール」が届く。
創刊以来400号を迎えた記念号の巻頭を飾るのは
我らが立教大学交友のスーパースター長嶋茂雄さん。
自筆のサイン入りで、「立教大学時代の思い出」として
長嶋さんの言葉が綴られていた。
長嶋さんを指導された巨人軍の名将、水原さん、川上さんと並び
実は、長嶋さんにはもう一人師匠がいたという。
それが立教時代の砂押監督。
彼は、鬼の砂押といわれ、野球部の正規練習だけでは
終わらず、正規練習の後に池袋にあった自宅に
呼ばれては、いつ果てるかわからないほど
延々と素振りをさせられていたという。
今の時代だったらスパルタとも言われかねない
この練習。
しかし、この練習があったからこそ、
基礎技術をきっちり修得することが出来、
その後に手にされた数々のタイトルも
この練習があったからと、長嶋氏は語る。
文章は、世界の松井誕生の秘話につながる。
やはりこの練習にあるという。
長嶋氏が寄稿されたこの文章の最後が印象的だった。
「愚直で退屈とも思える反復練習で
基礎を身につけることがいかに大切か、
という砂押さんの無言の教えは今なお
色あせてはいないのです」
愚直で退屈な基礎練習の繰り返し、
これ以外に王道はナイ。
商売もまた然り。
「ここ3年の業績向上の秘訣は
ホームページですね」
「それでは、レトロブームでしょう」
決め付けてきたマスコミの取材には
思わずミーナ教室を開講しようかと
思ったほど。
やわらかい筋肉をつけるには、
単調で面白くない
基礎練習を厳しく、
どれだけ繰り返すか
そして、それを耐えられる
単純な心持ちでいられるか。
この繰り返しが、血となり肉となって
本当の実力になる。
でもそれじゃ、マスコミにとっては
話題にならなくてツマラナイんだよね・・・。
それもワカッテイルンダケレド。