センエン主義
6月11日(月) 雨のち晴れ
センエン=1,000円ではない。
先のご縁を先縁と書いてセンエンと呼ぶ。
すなわち、
最初のご縁を大切にする。
多くを選ばずに、
先にご縁のあったところ、人を
大切にするという心構えである。
本日から、来春入社予定の08内定者の
研修が、昨年より2ヶ月前倒しで始まった。
師匠のM社を中心として、
今年は8社、
50名からの内定者が集まっての
合同研修。
講義の始まりは、もちろん師匠の講義。
20代そこそこで、そして、たった50人で
カリスマ経営者の話を聴くことができるんだから
彼らは本当にラッキー。
その講義の中で、師匠が話されたひとつが
「先縁主義」のお話だった。
内定者の中には、まだ迷っている学生がいる。
これは正しい。
けど。
早く決めた者が勝ち。
早く就職先を決めて、内定先の研修であったり、卒業に向けてであったり
卒業が確定しているのであれば、遊びであったり・・・に
身を入れた者が勝つ。
実は、出世もこの時点で決まっている。
社長も同じ。
あちこちのセミナーに顔を出して、
色々な先生をつまみ食いしても力にならない。
なぜか。中途半端になってしまうから。
「見る目がある」人はそうそういるものじゃない。
見る目のない人がいくら努力してもダメ。
短期間で良い決定ができるはずがない。
だとしたら、大事なのは
先にご縁のあったところ、先にご縁のあった人を
大事にして、まずはそこで身を入れてがんばってみること。
ンだ、ンだと、深くうなずきながらメモをとるペンを走らせて。
師匠の有名な言葉に、「仕事も遊びも同じ頭でやる」とあるが
確かに、師匠を選ぶのも、伴侶を選ぶのも同じかも、と思った。
4年前。
自分の中であるけじめがついて
本当に顔を上げたとき、
初めに出会ったのがムーミンだった。
ところが、3年もたてば喧嘩もする。
短気で気の強い部分も持つ私は
時々、彼と感情が行き違うと
悪い癖で逃げ出したくなり、
これが、大概喧嘩の火種となる。
虎に変身して剛速球を投げまくる
私に手を焼いて、彼がイヤになるのも当然。
売り言葉に買い言葉の応酬は毎回、
究極まで行き着く。
あぁ、今回こそは
縁が切れちゃうのかな、
切れちゃうのかなと思う。
ここで切れていたのが、
過去の男性とのご縁。
ところが、ムーミンとは
不思議なことに切れないでいる。
先のご縁は本物の強いご縁。
そうかもしれないなぁ・・・。
「君の伴侶は大変だね」。
先週、ラスベガスで師匠から
言われてしまった一言☆
ムーミンさん、大事にしなくちゃだわ、なんて
まじめな講義を聞きながら
不純なことに思いを馳せていた6月の朝でした。