巨大キャラメルに祖父を想う
5月29日(火)
7:27新大阪から新幹線に乗る。
さっそくやってきた車内販売のワゴンに
乗ってきた見慣れない大きな
森永キャラメルの箱に目が留まる。
「今日から発売なんですよ」。
新商品だった。
高さ20センチもあろうか、
大きなキャラメル箱だ。
すぐに巨大キャラメルを買ったのは
創業者である祖父を思い出したから。
私が小学校1年の頃まで
浅草六区の松竹系映画館の
売店をやっていたホッピー翁。
映画館や遊園地に行くと
何でも市価より高くなるのは
この世の暗黙のルールだけれど。
その昔、映画館で扱うキャラメルが
市価より高いことに対して
お客様に喜んでいただこうとした
翁が取った解決策。
それは、
キャラメルの形を変えること。
少し大きめの正方形にして
売ったそうだ。
おかげさまでおおいに売れた
キャラメルにあやかり、
今に続くあの、キャラメルの形は
この祖父の発想が元になっているとか
なっていないとか・・・?
いずれにせよ、ホッピー翁は
その自由で豊富な発想力で
常にお客様に喜んでいただくこと、
お客様に自信を持ってお売りすることを
第一に色々なクリーンヒットを飛ばしていたようだ。
彼のそのDNAが
私の中に生き続けていたらいいなと
祈りつつ、毎日驀進中の
ホッピー3代目跡取り修行ロード。