素敵な「パクリ女王」
5月26日(土)晴れ
ホッピー社は、師匠の会社に加えて
もう一社、教科書にさせていただいている企業さんがある。
船橋の、やはりこちらもM社。
師匠のもとで共に勉強させていただいているご縁で
親しくさせていただいているメーカーさんだ。
一年に一度、社員を連れてベンチマーキングにお邪魔しているが
今日は、昨年の倍、ほぼ全社員という顔ぶれが揃って
船橋に上陸。
どんな怖い映画を見るよりも勇気の要る
具合の悪くなるベンチマーキングツアーに出かけた。
さて、こちらのM社さんに
師匠のもとに全国から集う200社以上の
中小企業の社長、幹部、社員達、数千人の中で
まちがいなく5本の指に入るであろう
すばらしい若手女性社員がいらっしゃる。
以前もこのブログに登場していただいたが、
名づけて「パクリ女王」。
(ちなみに、我々のグループでは
「パクル」(真似る)ことは最大の戦略と
定められており、
会社改善の最善最短最良の道とされている。
頭で考えてパクレナイ人は、
残念ながら評価されない)
地方での勉強会でも、話しかけられないほどの
オーラを醸し出して、改善のネタを拾いまくり
会社をがんがん変えているトップ集団の一人だ。
いつ会っても明るくて元気でさわやかな
彼女が私は大好きで、親しくさせていただいているのだが
今日、彼女にパクリの極意を改めて聞いて
私は頭をハンマーで殴られたような衝撃を受けた。
これ、最高のパクリ術です。
一部、公開。
①他社のベンチマーキング勉強会の前日は、
社内をぐるっと一周して、
自分の会社の現状を把握していく。
これも驚きだったんだけれど・・・。
私がショックだったのは次の一言。
②帰社後、再度社内を歩いて回る。
そして・・・。
拾ってきた改善のネタの中から
その部門に合いそうなネタを
選んで、同僚に分ける・・・というのだ!
「自分だけがよければいい」のではなく
「みんなで良くなって行こうよ!」を
実践しているのだ。
それも、新卒3年生の若さで!!!!!!
彼女が、サンクスカードに関して、
もらうのも出すのも3期連続
社内No.1の理由もよくわかった。
感性の鋭いアイディアウーマンの彼女が
あちこちで拾ってきた改善のネタを
社内のあちこちに配って歩き、
それが、
社長からのパクリ大賞につながるのだから
同僚から感謝されないはずがない。
私は同じヒトとして、
自分がとても恥ずかしくなった。
そして、船橋のM社さんがどうして
こんなに速いスピードでここまで
すばらしく変わったのか、
本当の理由がわかったような気がした。
「自分だけがよければいい」のではない、
ネタを拾うのが上手なヒトがネタを拾い
ネタをもらったヒトは
感謝の気持ちと共に、それをすぐに形にする。
思いやりと感謝に支えられた
改善だから、こんなに早く進むんだね。
今日、私たちはM社さんに
沢山のネタを頂きました。
沢山のおもてなしも頂きました。
「一緒にがんばろうよ!」
何よりありがたいお言葉を
社長を始め、皆さんから頂戴しました。
こんなにすばらしい会社と
兄弟づきあいができる私たち。
これは我が社のものすごい強みです。
どれだけ感謝してもし足りない思いです。
この感謝の気持ちを成果につなげたい・・・!
『業界における弱者の土俵の中で
一番になる!』
自分に誓い、皆の前で宣言したのは
帰りの車中でのできごとでした。