やきいもの愛
12月3日(日)晴れ
外苑から帰ってきた父がめずらしく
私の部屋までやってきました。
「やきいもを買ったんだけれど
大きくて。一本、好きなだけ食べなさい。
まだ、温かいから」。
私は、こういう父の愛情にめっちゃくちゃ、弱いのです。
小さな時から自他共に認めるファザコンです。
もっともそうでなければ、苦難だらけの跡取り道も
とっくのとうに、投げ捨てていたかもしれないけれど。
流れていた平原綾香もいけなかったか
やきいもを食べながら
涙が流れてしまった困った私でした。
くまのジミーを抱いて、涙をごまかしながら
父に喜んでもらうことを一番の目標、心の支えに
ホッピーを守り、育てるために
強い思いでがんばろうと
思っていたのでした。