心に残センパイ
7月18日(火)雨
お客さまの開店レセプションが好きである。
お客さまのおかげで、色々な地域に行くことができて
楽しいというのもあるが
何より、色々な方とお酒を酌み交わしながら
じっくりお話しできて、それが
とてもタメになることが多いのだ。
今日、私がテーブルを共にさせていただいたのも
業界の大先輩方。
「近頃、心に残る先輩が少なくなった」
そうつぶやいたのは、先輩方の話を
箸袋に書き留めていた私に
「箸袋は失礼にあたるから、きちんと
メモ帳を用意しなさい」と
叱ってくださった大先輩。
心に残る先輩。
つまり、口うるさくあれやこれや教えてくれるような先輩のことだ。
小うるさいので、煙たがられるが
そういう先輩こそ、根は優しい。
確かに私の記憶に残る先輩たちも
言われたとおりに滑れない私をこっぴどく叱ってくれた先輩や、
いつまでたっても上手くなれない私を心配して
クラブの練習後、夕暮れ迫る雪山で
マンツーマンで滑りを教えてくれた先輩ばかりだ。
どうも、近頃「面倒くさい病」がはびこっているような気がする。
ヒトに教えること、伝えること、確認すること
たとえ小さいことでも、案外面倒なことが多い。
実は、私も日常の中で、気づいているが
口にしないことが多い。
で。
感情で怒ることはあんがい、やってしまうんだよね。
ところが、怒った分、相当量のエネルギーを消耗して
起こった側が疲れるだけという、
まったく意味の無い行為だったりする。
それではヒトは育たない。
いつまでたっても、ホッピーの社員は育たない。
面倒くさがらずに、「小うるさい、けど根は優しい
3代目」を志そう。