本物のおいしさ
7月14日(金)晴れ
ビジネスディナー@恵比寿。
グルメな方にご案内頂き、
隠れ家的イタリアンへ。
珍しいアクアパッツァピザには
舌を巻く。
絶妙な塩味が絶品。
キーンと冷えた白ワインが冴えること、冴えること。
その後も裏メニューのお肉料理に
秘蔵の赤ワイン、
食後には、やはりナポリでもなかなか
手に入らないと言うグラッパを頂く。
ところが。
いつもだったら、この時点で
口の中がアルコールくさいわ
頭痛は始まるわ、なのだが
今日は全く大丈夫。
特にこのグラッパがすばらしい!
強いアルコールなのに
口や鼻の中で暴れることなく
口の中でま~るくなって
やわらかく溶けていく。
変に酔うことなく
カラダがとても調子よい。。。
これって、人工的な添加アルコールが
無いから、なんだ・・・。
本物を自分で飲んで初めて痛感するそのよさ。
我が祖父が、約60年前に
まがいものの素材、まがいものの作り方を
良しとせず、本物の原材料を入手できるようになるまで
醸造発酵のノウハウを身につけるまで
どんなに売れるとわかっていても
ガンとして、ホッピーを作ろうとしなかった理由が
よくわかった。
そして父が
お客様に自信をもって
お売りできる商品を、お客さまに安心して
召し上がっていただける商品作りをという
祖父の思いをしっかり受け継いで
守り抜いてきてくれたことを有り難いと思うと同時に
私は、そんな祖父、父に守られながら
地道に発展してきたホッピー家に
生まれてきたことと、
そんな家業を継げることを改めて嬉しく思った。
おかげさまで明日で58歳を迎える
世界でたった一つのホッピー文化。
帰りのタクシーに揺られながら、
創業者の思いを、育てた2代目の思いをしっかり受け継ぎ、
大事に育てていこう、私は改めて心に誓っていた。