命の重み
6月4日(日)晴れ
都庁45階大展望台から、
眼下に360度、東京の夜景を見下ろしながらの
大懇親会。
立ち見であふれた昼のシンポジウム
その講師は、大坂は池田小学校での
あの事件でお嬢さんを亡くされた
すでにOBになられているが
我々の会のメンバーでもあるお父様。
私の親友もそのシンポジウムに参加し
改めてあの凄惨な事件に対して
怒りをあらわにしていた。
残念ながら私はシンポジウムには
参加しなかったのだけれど
懇親会で再度ステージに上がった
その先輩の言葉に、鳥肌が立った。
「あの凄惨な事件を二度と繰り返してはならない」
彼の言葉はとてもシンプルだったけれど
心に強く大きく響いた。
豊かになりすぎた社会で
志や夢を大きく持てなくなっている
わたしたち。
必死で生きなくとも
生きていけてしまう
その中途半端な余裕が、
一度失ってしまったら
二度と取戻すことのできない
かけがえのないヒトの命にも関わらず
ゲーム感覚でもてあそんでしまう
罪につながってしまうのかな。
ダメなものはダメだということ。
この世に生を受けたからには
成長する過程に応じて
果たさなければならない責務があること。
徹底して教えられなければいけないよね。
私たち大人は、後輩たちに伝えていかなくては
いけないよね。
子供の頃は、夢中で学校に行って
青春を謳歌した。
ダメなものはダメと徹底して叩き込まれた。
面倒くさいとさぼりながらも
週一回のワックスがけで
環境を整備することを叩き込まれた。
あの時はわからなかったけれど
私はここで、
ヒトとして、大切で豊かな基本を培うことができた。
今は必死で働いていて
ラクではないけれど
楽しいよ。
頑張れば、きっと大きな夢を叶えられると
大きな希望を持つことができるし。
生意気なことはいえないけれど
凄惨な事件を起こさないために
親や、先生や先輩から
教えてもらったことで
私でも役に立てるのなら、
私でもできる小さなことを続けて行きたいと思う。